武藤貴也を議員辞職に追い込め
武藤氏の離党届スピード受理=幕引き優先、事実確認置き去り―自民
(2015年08月19日 21:01 時事通信社)
自民党は19日、金銭トラブルが発覚した武藤貴也衆院議員の離党届を即日受理した。同氏に対する事実関係の確認作業などは行っておらず、問題の拡大を避けるため幕引きを優先した形だ。民主党は「不可解な対応」と批判している。
武藤氏のトラブルは、19日発売の週刊文春が報道。自民党の谷垣禎一幹事長は同日午前の公明党幹部との会談で、武藤氏の件について「事実関係を把握した上で、また報告させていただく」と釈明していた。
だが同日夕、武藤氏が代理人を通じて離党届を提出するとすぐに受理。応対した棚橋泰文幹事長代理は、党としての調査を行わなかったことについて「(事実関係の)聴取以前に離党したいという話があったので、受理したまでだ」と記者団に説明した。
武藤氏は「党に迷惑をかけた」という理由で離党届を提出しましたが、違法行為をしていないなら離党する必要はないんですよね。事実関係の確認すらしないで幕引きを図る自民党も自民党らしいです。国会で徹底的に追及してほしいものです。
金銭トラブルが報じられた自民・武藤議員ーーどんな「法律違反」の可能性があるのか?
(2015年08月19日 20:01 弁護士ドットコムニュース)
安保法案に反対する若者たちを「自分中心」「極端な利己的考え」とツイッターで批判して物議をかもした自民党の武藤貴也衆議院議員(滋賀4区)に、金銭スキャンダルが持ち上がった。上場前の「未公開株」をめぐって知人とトラブルになっていると、8月19日発売の週刊文春が報じたのだ。武藤議員は19日、自民党に離党届を提出し、受理された。
週刊文春によると、武藤議員は昨年10月、ソフトウェア会社の未公開株を「国会議員枠で買える」と知人に呼びかけ、この知人を通じて23人から約4100万円を集めた。金は武藤議員の政策秘書の口座に振り込まれた。しかし、実際には株は購入されず、出資者が返金を求めたが、武藤議員の秘書が一部を別の借金返済にあてたことから、現在6人に約700万円が返還されていない状態だという。
●武藤議員が知人に送ったLINEの内容とは?
週刊文春は、武藤議員が昨年10月29日、知人に対してLINEで送ったものとして、次のようなメッセージを紹介した。
「来月新規公開株の取引の話があり、最低でも2倍になると言われています。内々で俺に取引を持ちかけてきているのだけど元手がありません」
「あとこの案件はクローズだからね。正直証券会社からもうちが国会議員のために枠を抑えてるのとが一般に知れたら大変だと言っています。その辺呉々も注意して下さい」
武藤議員は、週刊文春の取材に対し、そもそもの発端は、知人らに事業資金として累計1億円を貸し付けており、それが返済されないことだったと説明したという。ただ、武藤議員の2015年3月18日付けの資産等報告書の貸し付け金欄には「該当無し」と記載されている。
武藤議員はいまのところ、記事内容を否定していないが、仮にこの報道内容のようなことが起きたのだとしたら、法的にはどんな問題が考えられるだろうか。秋山直人弁護士に聞いた。
●横領罪の可能性
「週刊文春の記事に書かれていることが事実かどうかは分かりませんので,あくまで仮定の話としてお答えします。
もし、武藤議員の政策秘書が、新規公開株の購入のために投資家から集めた資金を、他の用途に流用したのだとしたら、『横領罪』が成立する可能性があります。
ただし、武藤議員が流用に関与していない場合には、あくまで秘書の問題となります」
●詐欺罪の可能性
「次に、もし『証券会社が新規公開株の国会議員枠を押さえている』という武藤議員の説明が嘘であり、武藤議員も嘘と認識していて、秘書と共謀して資金を集めたのであれば、詐欺罪が成立する可能性があります。
ただ、今回の記事は、秘書が流用したという話ですので、武藤議員自身が一連の行為によって、どのような利益を得たというのかは不明です」
●贈収賄の問題も
「さらに、万が一、『証券会社が新規公開株の国会議員枠を押さえている』という話が本当だったのであれば、リクルート事件と同様に、贈収賄の問題が出てきます。ただし、贈収賄が成立するためには、『お金と引き替えに便宜を図ってもらおう』といった『賄賂性の認識』が必要です」
ただし、この証券会社は、「国会議員枠」について存在を否定している。
●国会議員資産公開法
「もし、武藤議員個人が知人らに事業資金として累計1億円を貸し付けており、それが返済されていなかった、というのが事実である場合には、国会議員資産等公開法で定められている資産等報告書に当該貸付金についての記載がないということですので、同法違反の問題も生じます」
横領罪、詐欺罪、贈収賄、国会議員資産公開法違反、必ずどれかには当てはまるわけですね。アウトはアウトです。「国会議員枠」については、証券会社は否定するしかないでしょうは、これは武藤氏自身がLINE上で書いていたことですからね。「国会議員枠」があるなら大問題です。そして、武藤氏がなぜ1億円も貸せるほどの資金力があったのかも知りたいところです。安倍首相に媚びて右翼に転向し、安保法案に反対する若者たちを「自分中心」「極端な利己的考え」と批判しながら、自分はこれですからね。自民党の議員はこんなのばかりです。
武藤氏は自身のブログで2012年に日本は本当に法治国家か。政治家もしっかり法の裁きを受けるべき!というエントリの中で次のように書いています。
民主党政権になって、鳩山氏の巨額脱税問題、管・前原両氏の外国人献金問題など、明らかに公民権停止になるような法律違反が数多くありました。今法廷で争っている小沢元代表の「政治とカネ」にまつわる問題もしかりです。
にもかかわらず、政治家が全くと言って良いほど法の裁きを受けていない現在の状況に対して、私は怒りを通り越して、呆れてしまいます。一体この国は本当の意味で法治国家と言えるのでしょうか。
そうですね。小沢氏についてはあれだけ大騒ぎして捜査もしたのに有罪にできませんでしたね。第二次安倍政権になって、さまざまな不祥事がありました。小渕優子氏の政治資金問題と下村博文文科相の政治資金問題は議員辞職に追い込まれても仕方ないほどの事件だと思いますが、武藤氏はどのように考えているのでしょうか。武藤氏本人がブログでここまで言っているのですから、特捜部には張り切って捜査してほしいものです。
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(2015年08月19日 21:01 時事通信社)
自民党は19日、金銭トラブルが発覚した武藤貴也衆院議員の離党届を即日受理した。同氏に対する事実関係の確認作業などは行っておらず、問題の拡大を避けるため幕引きを優先した形だ。民主党は「不可解な対応」と批判している。
武藤氏のトラブルは、19日発売の週刊文春が報道。自民党の谷垣禎一幹事長は同日午前の公明党幹部との会談で、武藤氏の件について「事実関係を把握した上で、また報告させていただく」と釈明していた。
だが同日夕、武藤氏が代理人を通じて離党届を提出するとすぐに受理。応対した棚橋泰文幹事長代理は、党としての調査を行わなかったことについて「(事実関係の)聴取以前に離党したいという話があったので、受理したまでだ」と記者団に説明した。
武藤氏は「党に迷惑をかけた」という理由で離党届を提出しましたが、違法行為をしていないなら離党する必要はないんですよね。事実関係の確認すらしないで幕引きを図る自民党も自民党らしいです。国会で徹底的に追及してほしいものです。
金銭トラブルが報じられた自民・武藤議員ーーどんな「法律違反」の可能性があるのか?
(2015年08月19日 20:01 弁護士ドットコムニュース)
安保法案に反対する若者たちを「自分中心」「極端な利己的考え」とツイッターで批判して物議をかもした自民党の武藤貴也衆議院議員(滋賀4区)に、金銭スキャンダルが持ち上がった。上場前の「未公開株」をめぐって知人とトラブルになっていると、8月19日発売の週刊文春が報じたのだ。武藤議員は19日、自民党に離党届を提出し、受理された。
週刊文春によると、武藤議員は昨年10月、ソフトウェア会社の未公開株を「国会議員枠で買える」と知人に呼びかけ、この知人を通じて23人から約4100万円を集めた。金は武藤議員の政策秘書の口座に振り込まれた。しかし、実際には株は購入されず、出資者が返金を求めたが、武藤議員の秘書が一部を別の借金返済にあてたことから、現在6人に約700万円が返還されていない状態だという。
●武藤議員が知人に送ったLINEの内容とは?
週刊文春は、武藤議員が昨年10月29日、知人に対してLINEで送ったものとして、次のようなメッセージを紹介した。
「来月新規公開株の取引の話があり、最低でも2倍になると言われています。内々で俺に取引を持ちかけてきているのだけど元手がありません」
「あとこの案件はクローズだからね。正直証券会社からもうちが国会議員のために枠を抑えてるのとが一般に知れたら大変だと言っています。その辺呉々も注意して下さい」
武藤議員は、週刊文春の取材に対し、そもそもの発端は、知人らに事業資金として累計1億円を貸し付けており、それが返済されないことだったと説明したという。ただ、武藤議員の2015年3月18日付けの資産等報告書の貸し付け金欄には「該当無し」と記載されている。
武藤議員はいまのところ、記事内容を否定していないが、仮にこの報道内容のようなことが起きたのだとしたら、法的にはどんな問題が考えられるだろうか。秋山直人弁護士に聞いた。
●横領罪の可能性
「週刊文春の記事に書かれていることが事実かどうかは分かりませんので,あくまで仮定の話としてお答えします。
もし、武藤議員の政策秘書が、新規公開株の購入のために投資家から集めた資金を、他の用途に流用したのだとしたら、『横領罪』が成立する可能性があります。
ただし、武藤議員が流用に関与していない場合には、あくまで秘書の問題となります」
●詐欺罪の可能性
「次に、もし『証券会社が新規公開株の国会議員枠を押さえている』という武藤議員の説明が嘘であり、武藤議員も嘘と認識していて、秘書と共謀して資金を集めたのであれば、詐欺罪が成立する可能性があります。
ただ、今回の記事は、秘書が流用したという話ですので、武藤議員自身が一連の行為によって、どのような利益を得たというのかは不明です」
●贈収賄の問題も
「さらに、万が一、『証券会社が新規公開株の国会議員枠を押さえている』という話が本当だったのであれば、リクルート事件と同様に、贈収賄の問題が出てきます。ただし、贈収賄が成立するためには、『お金と引き替えに便宜を図ってもらおう』といった『賄賂性の認識』が必要です」
ただし、この証券会社は、「国会議員枠」について存在を否定している。
●国会議員資産公開法
「もし、武藤議員個人が知人らに事業資金として累計1億円を貸し付けており、それが返済されていなかった、というのが事実である場合には、国会議員資産等公開法で定められている資産等報告書に当該貸付金についての記載がないということですので、同法違反の問題も生じます」
横領罪、詐欺罪、贈収賄、国会議員資産公開法違反、必ずどれかには当てはまるわけですね。アウトはアウトです。「国会議員枠」については、証券会社は否定するしかないでしょうは、これは武藤氏自身がLINE上で書いていたことですからね。「国会議員枠」があるなら大問題です。そして、武藤氏がなぜ1億円も貸せるほどの資金力があったのかも知りたいところです。安倍首相に媚びて右翼に転向し、安保法案に反対する若者たちを「自分中心」「極端な利己的考え」と批判しながら、自分はこれですからね。自民党の議員はこんなのばかりです。
武藤氏は自身のブログで2012年に日本は本当に法治国家か。政治家もしっかり法の裁きを受けるべき!というエントリの中で次のように書いています。
民主党政権になって、鳩山氏の巨額脱税問題、管・前原両氏の外国人献金問題など、明らかに公民権停止になるような法律違反が数多くありました。今法廷で争っている小沢元代表の「政治とカネ」にまつわる問題もしかりです。
にもかかわらず、政治家が全くと言って良いほど法の裁きを受けていない現在の状況に対して、私は怒りを通り越して、呆れてしまいます。一体この国は本当の意味で法治国家と言えるのでしょうか。
そうですね。小沢氏についてはあれだけ大騒ぎして捜査もしたのに有罪にできませんでしたね。第二次安倍政権になって、さまざまな不祥事がありました。小渕優子氏の政治資金問題と下村博文文科相の政治資金問題は議員辞職に追い込まれても仕方ないほどの事件だと思いますが、武藤氏はどのように考えているのでしょうか。武藤氏本人がブログでここまで言っているのですから、特捜部には張り切って捜査してほしいものです。
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« 6月実質賃金、確報値は3.0%減 賞与後ずれか 給与総額は2.5%減 l ホーム l マイナス成長は一時的要因、賃上げと設備投資に余地=甘利再生相 »
武藤にウラで運用手法をレクチャーしている、或いは金を各所から集めて動かしている別の人物がいるのかな?
という漠然とした疑問が有ります、文春がどこまで追求していくのも気になります。