カンブリア宮殿「日産ゴーン社長がすべてを語る90分SP」
日産のカルロス・ゴーン氏がすべてを語るというので、メモしながら見ました。
『カンブリア宮殿スペシャル』
2009/01/05 22:00 〜 23:24 (テレビ東京)
【番組概要】
あの日産ゴーン社長がすべてを語る90分SP
派遣切り、減産…いま明かす決断の本音とはクルマ復活へ恐慌突破のシナリオ
カルロス・ゴーン 村上龍 小池栄子
【番組内容】
ゲストにカルロス・ゴーンさんを迎え、時間を拡大しておくる。ゴーンさんは二〇〇〇年、赤字に苦しんでいた日本の自動車メーカーの社長に就任。大胆な改革を実行し、短期間で業績を回復させることに成功した。その後も次々と経営計画を発表し、会社の経営を”黒字化”させている。”世界同時不況”の直撃を受けている困難な時代に、ゴーンさんが目指しているものを村上龍が聞く。自動車業界の未来にも迫る。
(インターネットテレビガイドより)
全体を3つのブロックに分けていたように見えました、以下の順番で進みました。
1.過去のV字回復
2.この世界的不況をどう乗り切るか
3.日産車の宣伝
順番にメモを紹介していきます。
「」内はゴーン氏の発言です。
まず、最初のブロック。
今回の金融危機で日産は20万台以上減産したが、
ゴーン氏は「過去の危機と同じように今回の危機も乗り越えられる」と語る。
・日産は92年、赤字に転落
・その後、7年間で6回の赤字、2兆円の負債
・ルノーとの資本提携、再建役としてゴーン氏(ルノー副社長)
・赤字のルノーを1年で黒字化した実績があった
【日産リバイバルプラン】
・ゴーン氏は現場の声に耳を傾け問題点を探した
・1兆円のコスト削減を図る徹底的なリストラ
・国内5つの工場を閉鎖、2万人の人員削減
・公約を実現できなければ退陣すると宣言
・系列の解体、日本的なしがらみを脱し、低価格で部品を調達
・わずか1年でV字回復
・2002年、マーチの全面改良、大ヒット
・軽自動車への参入
・フェアレディZの復活、ヒット
・2004年度、過去最高益を達成
「人が起こした問題で解決できないことはない」
次のブロック。
ビッグ3の救済については、
「ビッグ3は救済されると思うし、個人的にも良い決断だと思う」
GMの経営を任されたら再建する自信はあるか、との質問には、
直積的な返答はしないものの「社員が解決策を知っている」
今の派遣切りや人員削減については、
「他に選択肢はない」
「人員削減は他に選択肢がない時にのみ選択する」
村上龍氏
「正社員化、ヒューマニズムで解決できない」
ゴーン氏
「日本の強みは現場にある」
「日本人の熱意、勤勉さ、卓越している」
「不況が一時的なものであれば削減しない」
雇用を維持するとどうなる?という質問には、
「今の不況が続けば赤字に転落する」
「技術開発ができなくなり、短期的には何とかなっても長期的には無理」
「今まで見たことのない危機に会社を守ることが大事」
円高について
「1年で115円から88円になったら対応できない」
「輸出企業はどこも同じ」
「これまでの平均は110円、自動車産業史上、最悪」
最後のブロック。
電気自動車
・村上龍氏がゴーン氏とともにテストカーに試乗
・2010年に発売予定
・バッテリーを除いて今までの車と同じ価格
・バッテリーはリースで、ガソリンと同じ価格(ランニングコスト)を目指す
ビッグ3への救済は不公平では?という質問には、
「競争だから不公平だとは思わない」
「アメリカのようにヨーロッパも政府に支援を要請したら日本も何もしないではいられないのでは」
フェアレディZ
・ファンクラブの集い、200台集結
・会員数1万人超
・2000年、4代目の製造中止
・2002年、5代目を発表
・2008年、6代目発表(燃費向上、インテリア重視) 当初見込みの2倍の滑り出し
「フェアレディZは日産再生のシンボル」
そして、ゴーン氏は車に乗る楽しさ、車への魅力を語りました。
「まだまだ若い人にも車への憧れがある」
「特に先進国の若者は電気製品など他の物に興味がある」
「環境に優しい車を求めている、自分ならではの車を求めている」
「いかに車に関心を持つか、これまでにない車を提案する」
村上龍氏
「ゴーン社長はコストカッターなど世間で言われているような非情な感じではなく、実際は合理的なだけだと思う」
「本番終了後に客席にありがとうと挨拶をしに行ったゲストは初めてだった」
メモは以上です。
番組全体を通してゴーン氏の経営手腕の高さを伝えるものでした。そして、人員削減の正当化、最後には新車の宣伝も忘れませんという感じで。
村上龍氏は人員削減について聞いてみたいと話していましたが、表面的な質問で終わってしまいましたね。本当は質問していてカットされたのかもしれませんが、スポンサーが日経新聞社なので、本質的な質問はしないだろうと予想していました。ゴーン氏は日本とヨーロッパとの労働環境や派遣法の違いを知っていると思うので、労働派遣法と派遣会社の問題について質問して欲しかったですね。
以下はネットの拾い物です。
◇[企業名] [内部留保] [現金、定期預金など] [役員報酬(平均)]
------------------------------------------------------
◆キヤノン 2兆9050億円 8873億円 5004万円
◆トヨタ 12兆6658億円 2兆5845億円 1億2200万円
◆日産 2兆8204億円 5039億円 3億5583万円
◆ホンダ 5兆3629億円 9544億円 6057万円
◆ソニー 2兆850億円 1兆1761億円 2億8986万円
◆シャープ 8341億円 3270億円 1億1030万円
◆東芝 7166億円 2667億円 6087万円
◆コマツ 7911億円 774億円 1億3571万円
さすがカルロス・ゴーンの日産ですね。
コストカッターは自分の報酬はアッパーです。
何ですか、このダントツの役員報酬は?
典型的なグローバル資本主義企業ですね。
同じ自動車メーカーでもホンダは違うんですね。
ゴーン氏は「人員削減の他に選択肢はない」「人員削減は他に選択肢がない時にのみ選択する」と話していましたが、株式配当を含め他にも選択肢はあると思います。2000人の派遣労働者の人件費のせいで赤字になるような企業ではないですよね。
ゴーン氏がいくら魅力ある車作りについて語っても、実際に車を買える人がいなければどうにもならないので、グローバル企業の経営者としては、日本市場については割り切っているんだろうなぁと思いました。ピークの90年から半減近いですからね。日本で販売数が減っても他で売れればいいということで今後もうまくいくでしょうか。
ゴーン氏もスポンサーも満足の90分で番組としては成功だったのでしょう。
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「カンブリア宮殿スペシャル」
番組内容
多彩な経済人ゲストをカンブリア宮殿に迎え、経済の今を切り取るトークライブ。ゲストは、日産自動車社長 カルロス・ゴーン氏。
番組内容
「世界同時不況」が、自動車産業を直撃している。100年の歴史を持つ「ビッグ3」は破たん寸前、あのトヨタまでもが大幅な減益を余儀なくされた。2000年6月の社長就任以来、日産自動車をけん引してきたカルロス・ゴーン。当時赤字にあえいでいた日産自動車を大胆な改革で見事にV字回復させた。そして、かつて日産の花形だった「Z」を甦らせ、「技術の日産」をアピール。
つづき
その後も「日産リバイバルプラン」「日産180」「日産バリューアップ」と3年ごとに経営計画を立てて、日産自動車を“黒字化”させてきた。いま日産は、あの「Z」を6年ぶりにリニューアルし、不況脱出への礎をつかもうとしている。就任から8年、もっとも困難な時代にゴーンは、どこへ向かおうというのか。逆境の時代に立ち向かう、自動車業界の未来に迫る。
出演者
村上龍 小池栄子<ゲスト> 日産自動車社長 カルロス・ゴーン
(テレビ東京HPより)
『カンブリア宮殿スペシャル』
2009/01/05 22:00 〜 23:24 (テレビ東京)
【番組概要】
あの日産ゴーン社長がすべてを語る90分SP
派遣切り、減産…いま明かす決断の本音とはクルマ復活へ恐慌突破のシナリオ
カルロス・ゴーン 村上龍 小池栄子
【番組内容】
ゲストにカルロス・ゴーンさんを迎え、時間を拡大しておくる。ゴーンさんは二〇〇〇年、赤字に苦しんでいた日本の自動車メーカーの社長に就任。大胆な改革を実行し、短期間で業績を回復させることに成功した。その後も次々と経営計画を発表し、会社の経営を”黒字化”させている。”世界同時不況”の直撃を受けている困難な時代に、ゴーンさんが目指しているものを村上龍が聞く。自動車業界の未来にも迫る。
(インターネットテレビガイドより)
全体を3つのブロックに分けていたように見えました、以下の順番で進みました。
1.過去のV字回復
2.この世界的不況をどう乗り切るか
3.日産車の宣伝
順番にメモを紹介していきます。
「」内はゴーン氏の発言です。
まず、最初のブロック。
今回の金融危機で日産は20万台以上減産したが、
ゴーン氏は「過去の危機と同じように今回の危機も乗り越えられる」と語る。
・日産は92年、赤字に転落
・その後、7年間で6回の赤字、2兆円の負債
・ルノーとの資本提携、再建役としてゴーン氏(ルノー副社長)
・赤字のルノーを1年で黒字化した実績があった
【日産リバイバルプラン】
・ゴーン氏は現場の声に耳を傾け問題点を探した
・1兆円のコスト削減を図る徹底的なリストラ
・国内5つの工場を閉鎖、2万人の人員削減
・公約を実現できなければ退陣すると宣言
・系列の解体、日本的なしがらみを脱し、低価格で部品を調達
・わずか1年でV字回復
・2002年、マーチの全面改良、大ヒット
・軽自動車への参入
・フェアレディZの復活、ヒット
・2004年度、過去最高益を達成
「人が起こした問題で解決できないことはない」
次のブロック。
ビッグ3の救済については、
「ビッグ3は救済されると思うし、個人的にも良い決断だと思う」
GMの経営を任されたら再建する自信はあるか、との質問には、
直積的な返答はしないものの「社員が解決策を知っている」
今の派遣切りや人員削減については、
「他に選択肢はない」
「人員削減は他に選択肢がない時にのみ選択する」
村上龍氏
「正社員化、ヒューマニズムで解決できない」
ゴーン氏
「日本の強みは現場にある」
「日本人の熱意、勤勉さ、卓越している」
「不況が一時的なものであれば削減しない」
雇用を維持するとどうなる?という質問には、
「今の不況が続けば赤字に転落する」
「技術開発ができなくなり、短期的には何とかなっても長期的には無理」
「今まで見たことのない危機に会社を守ることが大事」
円高について
「1年で115円から88円になったら対応できない」
「輸出企業はどこも同じ」
「これまでの平均は110円、自動車産業史上、最悪」
最後のブロック。
電気自動車
・村上龍氏がゴーン氏とともにテストカーに試乗
・2010年に発売予定
・バッテリーを除いて今までの車と同じ価格
・バッテリーはリースで、ガソリンと同じ価格(ランニングコスト)を目指す
ビッグ3への救済は不公平では?という質問には、
「競争だから不公平だとは思わない」
「アメリカのようにヨーロッパも政府に支援を要請したら日本も何もしないではいられないのでは」
フェアレディZ
・ファンクラブの集い、200台集結
・会員数1万人超
・2000年、4代目の製造中止
・2002年、5代目を発表
・2008年、6代目発表(燃費向上、インテリア重視) 当初見込みの2倍の滑り出し
「フェアレディZは日産再生のシンボル」
そして、ゴーン氏は車に乗る楽しさ、車への魅力を語りました。
「まだまだ若い人にも車への憧れがある」
「特に先進国の若者は電気製品など他の物に興味がある」
「環境に優しい車を求めている、自分ならではの車を求めている」
「いかに車に関心を持つか、これまでにない車を提案する」
村上龍氏
「ゴーン社長はコストカッターなど世間で言われているような非情な感じではなく、実際は合理的なだけだと思う」
「本番終了後に客席にありがとうと挨拶をしに行ったゲストは初めてだった」
メモは以上です。
番組全体を通してゴーン氏の経営手腕の高さを伝えるものでした。そして、人員削減の正当化、最後には新車の宣伝も忘れませんという感じで。
村上龍氏は人員削減について聞いてみたいと話していましたが、表面的な質問で終わってしまいましたね。本当は質問していてカットされたのかもしれませんが、スポンサーが日経新聞社なので、本質的な質問はしないだろうと予想していました。ゴーン氏は日本とヨーロッパとの労働環境や派遣法の違いを知っていると思うので、労働派遣法と派遣会社の問題について質問して欲しかったですね。
以下はネットの拾い物です。
◇[企業名] [内部留保] [現金、定期預金など] [役員報酬(平均)]
------------------------------------------------------
◆キヤノン 2兆9050億円 8873億円 5004万円
◆トヨタ 12兆6658億円 2兆5845億円 1億2200万円
◆日産 2兆8204億円 5039億円 3億5583万円
◆ホンダ 5兆3629億円 9544億円 6057万円
◆ソニー 2兆850億円 1兆1761億円 2億8986万円
◆シャープ 8341億円 3270億円 1億1030万円
◆東芝 7166億円 2667億円 6087万円
◆コマツ 7911億円 774億円 1億3571万円
さすがカルロス・ゴーンの日産ですね。
コストカッターは自分の報酬はアッパーです。
何ですか、このダントツの役員報酬は?
典型的なグローバル資本主義企業ですね。
同じ自動車メーカーでもホンダは違うんですね。
ゴーン氏は「人員削減の他に選択肢はない」「人員削減は他に選択肢がない時にのみ選択する」と話していましたが、株式配当を含め他にも選択肢はあると思います。2000人の派遣労働者の人件費のせいで赤字になるような企業ではないですよね。
ゴーン氏がいくら魅力ある車作りについて語っても、実際に車を買える人がいなければどうにもならないので、グローバル企業の経営者としては、日本市場については割り切っているんだろうなぁと思いました。ピークの90年から半減近いですからね。日本で販売数が減っても他で売れればいいということで今後もうまくいくでしょうか。
ゴーン氏もスポンサーも満足の90分で番組としては成功だったのでしょう。
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「カンブリア宮殿スペシャル」
番組内容
多彩な経済人ゲストをカンブリア宮殿に迎え、経済の今を切り取るトークライブ。ゲストは、日産自動車社長 カルロス・ゴーン氏。
番組内容
「世界同時不況」が、自動車産業を直撃している。100年の歴史を持つ「ビッグ3」は破たん寸前、あのトヨタまでもが大幅な減益を余儀なくされた。2000年6月の社長就任以来、日産自動車をけん引してきたカルロス・ゴーン。当時赤字にあえいでいた日産自動車を大胆な改革で見事にV字回復させた。そして、かつて日産の花形だった「Z」を甦らせ、「技術の日産」をアピール。
つづき
その後も「日産リバイバルプラン」「日産180」「日産バリューアップ」と3年ごとに経営計画を立てて、日産自動車を“黒字化”させてきた。いま日産は、あの「Z」を6年ぶりにリニューアルし、不況脱出への礎をつかもうとしている。就任から8年、もっとも困難な時代にゴーンは、どこへ向かおうというのか。逆境の時代に立ち向かう、自動車業界の未来に迫る。
出演者
村上龍 小池栄子<ゲスト> 日産自動車社長 カルロス・ゴーン
(テレビ東京HPより)
テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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